認知症について。

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認知症

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 日本は、世界で最も平均寿命の高い国ですが、同時に、高齢化のスピードも最も速い国です。
 認知症は加齢とともに急速に増え,65歳以上の老人では、5%程度に認知症がみられ、85歳以上にいたっては4人に1人が認知症だといわれています。

 脳神経細胞を傷害してその活動を低下させる病気はすべて認知症の原因となりますが、アルツハイマー病と 脳血管性認知症が老年期認知症の大多数を占めます。
 そのうちでもアルツハイマー病の方が多いといわれています。

 認知症には中核症状と周辺症状があります。認知症の中核症状は、知的能力の障害です。
 認知症の周辺症状としては、抑うつ、イライラ、行動異常などがあります。

 認知症の中核症状には、第一選択薬としてやはり西洋薬をもちいますが、認知症の周辺症状には漢方薬もなかなか味わいの深い効果を持っていると思います。

 特によく使用するのは抑肝散(よくかんさん)というお薬で、興奮しやすい、イライラ、怒りっぽい、眠れないといった症状を改善する作用があります。 その他、釣藤散(ちょうとうさん)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などを用います。

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