ストレス過剰、どうしたらいい?
世の中には、ストレスに対して非常に強い人がいるのも事実です。
しかし多くの人は、ストレス過多で疲れやすかったり、悩んだり、眠りが浅かったり、あるいは風邪をひきやすかったりするのではないでしょうか?
このような過剰なストレスが長く続くと、高血圧症、糖尿病をはじめとした「からだの病気」やうつなどの「こころの病気」にかかりやすくなります。
もし、すでに病気にかかっている可能性があるなら、専門医に診てもらう必要があるのはいうまでもありません。
でも、病気にはまだかかっていないがストレスが強いと感じる人、あるいはすでに何がしかの病気にかかっていて、 ストレスの軽減が必要な場合はどうすればよいでしょうか?
まず特段に必要なこと以外は、なるべく捨てるようにしてください。過度なこだわりはよくありません。
捨ててこそ、得るものがあるはずです。それから、月並みですが、適切な趣味を持ちストレスをうまく発散する余裕がやはり大切です。
十分な睡眠がとれるように心がけることも、ストレスの回復には非常に重要です。
また、風邪などの軽い病気に対しても、注意を怠らないことも必要と思います。
でもこのような答えでは、専門医とは言えないとご不満な方のために、次のような回答を用意しています。
まず漢方薬の使用です。漢方には「未病」という考え方があって、まだなっていない、でもかかるかもしれない病気を未然に予防することを意味します。
漢方には実に多くの処方があります。西洋薬のように、この病気にはこの薬というような考え方ではなく、その人の体質(証)にあった処方をします。
漢方薬とうまくつきあえば、きっと体質を改善したりストレスに対する抵抗性を高めることも可能でしょう。
ストレスはその人の物の考え方次第で、その大きさや性質も変わってくるという事実も重要です。
例えば物事に対して悲観的に考えがちだと、ストレスもたまってしまうということは、誰でも納得されるでしょう。
このような物事の考え方のクセを修正するのに、有効な方法は認知療法です。
認知療法という言葉は難しそうに聞こえますが、コツがわかれば誰にでも簡単なことです。
それから古来からある方法で瞑想もストレス解消にはとても良いと思います。
瞑想というと、何か宗教がかっているとか、うさん臭いと思われる方もいるかと思いますが、西洋で開発されたリラックスの方法である自律訓練法も、本質的には
瞑想と変わりないと思います。
付け加えると、お祈りも瞑想の一種だと思います。瞑想もコツさえわかれば簡単にできます。